木村一秋・JH7BKN  加藤全健・JF7PFW  小野嘉次・JF7TAN
野呂 清・JJ7IHR  金澤伸之・JM7GTK

 ここ2、3年、岩木山移動と言えば濃い霧がかかったり、時折小雨が降り出したりと、あいにくお天気でしたが、今回は異常な迄の雨不足のおかげで、まずまずの天候に恵まれる事が出来ました。
 伝播実験の結果は
  1エリア 18局 (横須賀市 東京都 常陸太田市 入間市など)
  2エリア 5局 (鈴鹿市 知多郡 田原市など)
  3エリア 0局
  4エリア 4局 (琴浦町 倉吉市)
  5エリアとはスケジュールが組まれませんでした
  6エリア 0局
  7エリア 4局 (矢祭町 郡山市 七ケ宿町 仙台市)
  8エリア 3局 (松前町 北斗市 函館市)
  9エリア 3局 (福井市国見岳 室達志水町)
  0エリアはスケジュール時間に相手の都合が合わず出なかったもよう
以上 37局と交信する事が出来ました。
 今回の運用では、永く強いダクトの発生はありませんでしたが、それでも主に日本海側で突然DXが聞こえてきて、あっと言う間に聞こえなくなるという現象がしばしば起こり、これにうまく乗ったので、終わってみると、結構遠距離との交信をする事が出来ました。
 ただ、この現象は津軽海峡を越える事はなかったようで、8各局には残念な思いをされたと思います。
 今回の最DXは日本海側 鳥取県琴浦町との813km(岩木山~琴浦町役場との距離)
      太平洋側 三重県鈴鹿市との764km(岩木山~鈴鹿市役所との距離)
でした。昨年は富山県の砺波市 南砺市止まりでしたので、今回は随分と距離を伸ばす事ができました。
 終わりに、今回交信していただいたすべての局と、共に岩木山移動をしたCQ津軽ハムクラブの仲間達、そして、つたないコントロールにもかかわらず一緒に運用して下さった8エリアの3局に感謝の意を表して、移動運用報告といたします。
(加藤全健・JF7PFW)

撮影:野呂 清・JJ7IHR



撮影:金澤伸之・JM7GTK